こんにちは。
営業の門馬です。
普段はお客様の暮らしを形にする仕事をしていますが、
休みの日は、建物や街並みを見るのが好きで、つい歩き回ってしまいます。
この日はそんな気分で、秋の東京をぶらりと歩いてみました🍁
🏯皇居外苑の静けさ
まず向かったのは皇居外苑。
都会の真ん中とは思えないほど静かで、広い空と緑に包まれています。

お堀を泳ぐ白鳥🦢を眺めながら、しばらくぼんやり。

あんなに高いビルのすぐそばで、これだけ深呼吸できる場所は貴重ですね。
二重橋や桜田門外門のあたりは、何度見ても立派。
石垣の積み方や橋の曲線に、昔の職人の"気骨"が残っています。
"頑丈に見えて優しい"──そんな建築のバランス、住宅づくりにも通じる気がします。
おっと……私のポエミーな部分が出てしまいました。
🏛️三菱一号館美術館 ― 通りすがりの美しい建物

皇居から目的地へ歩く途中で、
赤レンガの建物が目に飛び込んできました。
三菱一号館美術館です。
周りはガラスの高層ビルばかりなのに、ここだけ時代が少し違うような静けさ。
アーチ窓や煉瓦の色合いが本当にきれいで、
残念ながら中には入れませんでしたが、外から見ているだけでも心が満たされました。
次に来るときは、中庭のベンチで深煎りのコーヒーを飲みながら、
美術にも深入りしてみたいですね☕️🎨
🖼️アーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館) ― 石橋財団コレクションの深み
そして目的地のアーティゾン美術館へ。
外観は金属とガラスのシャープな組み合わせ。
陽の光を受けるたびに表情を変えて、建物そのものが一枚のアートでした。



館内に入ると、ピクトグラムやサイン計画のデザイン性にも目を引かれます。
シンプルなのにわかりやすく、美術館の空気感を邪魔しない絶妙なトーン。
案内表示ひとつ取っても、建築とグラフィックが調和していました。
また、館内では音声ガイドアプリを使った解説が充実しており、
作品を目の前にしながら、イヤホン越しに人気声優さんのナレーションで解説を聞けます。
初めての鑑賞でも理解しやすく、まるで"作品の中を一緒に歩いているような"感覚でした。
以下、アーティゾン美術館様よりブログ掲載の許可を頂いたものをご紹介します。


ピカソをはじめ、だれもが知っているアーティストばかりの石橋財団コレクションの展示から
カンディンスキー《自らが輝く》(1924年)
ドイツ・バウハウス時代の抽象画で、円や線、三角形が白い背景にリズムよく配置されています。
形よりも“音”や“感情”を描くような、心の中のリズムを感じる作品です。
🔹観るときのポイント
抽象画は「何が描かれているか」ではなく、
“どんな気持ちになるか”で観ると楽しめます。
頭で考えるより、感覚で受け取るのが正解です。
クロード・モネ《黄昏》(1908年頃)
こちらはヴェネツィアの夕暮れを描いた印象派の作品。
空と水面が溶け合うように光をまとい、
時間そのものがゆっくり沈んでいくようでした。
🔹観るときのポイント
印象派は、"近くで見ると絵の具、離れて見ると光"。
距離を変えるたびに表情が変わるのが楽しいところです。
人生も、少し離れて見ると案外やわらかく見えるかもしれませんね……
そして特に目を惹かれたのが、
👩🎨 ルノワール《すわるジョルジュエット》
当時4歳の長女がモデルで、青いドレスに靴下を合わせて椅子に座っています。
ちょっと大きな椅子に足を組んで、すまし顔。
"背伸びしたい年ごろ"の愛らしさが詰まっていました。
敷かれた絨毯や家具の質感からは、19世紀パリの家庭の豊かさが伝わります。
この家は社交の場として夜会が開かれ、ルノワールをはじめ芸術家や政治家が集まり、夜な夜な談笑していたそうです。
絵の中の少女も、そんな大人たちの世界を見て育っていったのかもしれません。
前髪をちょっと切りすぎた感じも、愛嬌たっぷりです。笑
創設者の石橋正二郎さんは、
「人々が気軽に芸術を楽しめる場所をつくりたい」という想いからこの美術館を設立したそうです。
大学生まで入館無料🎓という制度にも、その理念が息づいていますね。
🌻東京都美術館「ゴッホ展 ― 家族がつないだ画家の夢」
続いて向かったのは上野の東京都美術館。
今年は「ゴッホの年」とも言われており、
現在はここ上野で『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』、
そして神戸で『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』が同時開催中です。
今回はそのうち上野会場を訪れました。
この展覧会は、ゴッホの死後、
彼の芸術を正当に評価してもらうために尽力した家族たちの歩みにも焦点を当てています。
弟テオやその妻ヨーが、散逸しそうだった作品を守り、
さらにオランダにファン・ゴッホ美術館を設立して、
"ファン・ゴッホという芸術"を後世に繋いだという経緯が紹介されていました。
展示は撮影NGでしたが、
体感的に作品世界を楽しめる「イマーシブコーナー」だけは撮影OK📸。


映像と光の演出で、ゴッホの筆の動きや色の重なりを感じ取れる仕掛けになっており、
まるで自分もキャンバスの中に入り込んだような感覚でした。
27歳で画家を志し、37歳でその生涯を閉じたゴッホ。
わずか10年の間に描いた作品は2000点以上にものぼるといわれています。
けれど、生前に売れたのはたったの1枚。
今回の展示では、その中から30点以上の作品が紹介されていました。
わずか10年という画業の軌跡を、
オランダ → パリ → アルル → サン=レミ → オーヴェールの順にたどる構成です。
展示の中で立ち止まってしまった絵は
《オリーブ園🌿》
サン=レミ時代の作品で、
精神の揺らぎをそのまま映し出すような渦巻く筆づかいが印象的でした。
一方で、その後に描かれた《花咲くアーモンドの木の枝🌸》は、
同じ筆がまるで穏やかに微笑むようなやさしさを帯びています。
嵐のような内面を抱えながらも、
最後まで"誰かを想う気持ち"を描こうとした——
その対比に、ゴッホの家族への愛と感謝を感じずにはいられません。
家族に支えられた画家、フィンセント・ファン・ゴッホ
皆様もぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
※撮影は全てNG。イマーシブコーナー部分のみブログ掲載の許可を得ています。
🍜東京駅「みそきん」でしめくくり
美術館を巡ったあとは、東京駅構内の「ラーメンストリート」へ。

話題のみそきんを食べるため、事前チケットをなんとか入手して行ってきました。
数量限定の「チャーねぎ玉丼」もついでに注文。

濃厚な味噌スープが体にしみて、歩き疲れたあとにぴったりの一杯でした。
隣で外国の方が食券を買おうとして、
店員さんに「ブッキングオンリー」と止められてしまい、
"oh…ok😞"と肩を落としていた姿が、なぜか印象に残っています。
芸術を観て、味にうなり、気づけば私もだいぶ煮詰まった一日でした。笑
🌇おわりに
歴史の静けさ、アートの熱、そして "味わう東京" 。
どこに行っても "人の手と想い" が感じられて、心まで満たされる一日になりました。
建物も芸術も、想いの積み重ねでできている。
そんなことを感じた秋の東京散歩でした。
さぁ仕事でもよい提案ができそうです!
今回のブログはこれでおしまいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回はまた、"いい味"出していきたいと思います🍵
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