沿岸部での家づくり:塩害に強い外壁材の選び方 - ニコニコ住宅 | 宮城・仙台のローコスト住宅 注文住宅 新築住宅

コラム

2026年2月5日
沿岸部での家づくり:
塩害に強い外壁材の選び方


宮城県の沿岸部で家づくりを検討する際、必ず意識しておきたいのが「塩害」です。
潮風に含まれる塩分は、私たちが思っている以上に建物へ影響を与えます。
・外壁の劣化が早い
・金属部材が錆びやすい
・10年も経たずに補修が必要になる
こうした声は、沿岸エリアでは決して珍しくありません。
だからこそ、最初の「外壁材選び」が、その後の暮らしやメンテナンスコストを大きく左右します。


そもそも塩害とは何か

塩害とは、海から運ばれる塩分が建材に付着し、腐食・劣化を早めてしまう現象です。
特に影響を受けやすいのは、
・金属サイディング
・鉄部(手すり、金物、釘)
・塗装仕上げの外壁
沿岸から数km離れていても、風向きや地形によっては塩害リスクがあるため、
「海のすぐそばじゃないから大丈夫」とは言い切れません。


塩害に強い外壁材の代表例

では、どんな外壁材を選べばよいのでしょうか。
➀窯業系サイディング(高耐候タイプ)
現在主流の外壁材ですが、ポイントは「グレード」です。
塩害地域では、表面塗装が強化された高耐候・高耐久タイプを選ぶことが重要です。
初期コストはやや上がりますが、再塗装までの期間が長くなり、結果的にトータルコストを抑えられます。
➁モルタル+高耐久塗装
継ぎ目が少なく、塩分が入り込みにくいのが特徴です。
フッ素塗料や無機塗料など、塩害対応の塗装を組み合わせることで、沿岸部でも安定した耐久性を発揮します。
➂タイル外壁
塩害対策としては最も強い部類に入ります。
表面劣化がほとんどなく、メンテナンス頻度も少ないため、長期的に安心したい方に向いています。
ただし、初期費用が高めになる点は理解しておく必要があります。


「外壁材だけ」では不十分な理由

実は、塩害対策は外壁材だけで完結しません。
・下地材
・固定金物
・釘やビス
・バルコニーや軒天の素材
これらが通常仕様のままだと、外壁が無事でも内部から劣化が進むケースがあります。
沿岸部では、ステンレスや防錆処理された金物を使うなど、見えない部分の配慮が非常に重要です。


コストを抑えながら塩害対策をする考え方

「塩害に強い=高い」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
・全面タイルではなく、劣化しやすい面だけグレードアップ
・外壁は標準仕様+塗装グレードで調整
・10年後の再塗装費用まで含めて比較する
こうした考え方をすれば、無理なく塩害対策を取り入れることができます。


まとめ:沿岸部こそ“最初の選択”が重要

沿岸部の家づくりは、
「建てた瞬間」ではなく
「10年後、20年後にどうなっているか」
を基準に考えることが大切です。
外壁材は見た目だけでなく、
・地域特性
・風向き
・メンテナンス計画
まで含めて選ぶもの。
最初の選択が、その後の安心とコストを大きく左右します。

宮城の沿岸エリアで長く快適に暮らすために、
塩害を前提にした外壁選びを、ぜひ意識してみてください。

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